番頭の独り言…

2002/10/11
-

神のリサイクル

-

「神は死んだ」と言ったのは、ニーチェだったろうか。しかし、神が「人の造りしもの」であり、人は「神が造りしもの」だとすれば、神を殺すことは「親殺し」なのか、それとも「子殺し」なのだろうか。ん〜〜〜、びみょ〜。
というわけで、表題の「神のリサイクル」だ。こいつは、同じ会社の人間がやった“誤字”からの引用。もちろん本人が書きたかったのは「“紙”のリサイクル」だった。“神”と“紙”の意図的な誤用というのは、駄話のなかでは頻繁に行われることであり、あちきもよくやる。ただ、改めて活字にして見た瞬間、冒頭のように発想し、「“死んだ”ものならリサイクルできりゃゴミも減っていいだろうに」などと不謹慎なことを考えてしまった。結局その日は、“神のリサイクル方法”ばかりに考えが行ってしまい、仕事がなんとなく上の空になってしまった。
実際(?)問題、神をリサイクルするとしたら、どんなところに使えるだろう。もとが“紙”であったことを考えると、やっぱり“古神・再生神(古紙・再生紙)”だろうか。死んだ神々を回収し、ドロドロに溶かした後でもう一度神に造り直す。……なんだかものすごい神ができあがりそうだ。しかも、各地でリサイクル業者の不祥事が発覚し、「神の不法投棄」とか「不純物だらけの再生神」などの文字が新聞紙や週刊誌上に踊る。……あぁすっごくイイッ!神のリサイクルなんてのがほんとに事業化されたら楽しいだろうなぁ。
しかし、足の裏とかに「R100」なんてマークの入った神を、誰か崇めてくれるかな?


-