番頭の独り言…

2001/9/13
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ポケットの中には……♪

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どうにも、……いかんなぁ。
マンハッタンおよびワシントンD.C.で起きた“アレ”なんですがね。……いろいろと書いてはみたんですよ。でも、どうも“違う”んよね。

一つひとつの“パーツ”は見えているのかもしれない。だのに、全体像がまるで見えてこない。どれくらいの“パーツ”が足りないのかも、まるでわからない。

最近、こんなことが増えているように思える。以前よりも、知識は増している。細部に対する判断力もスピード、精度ともに上がっている。にもかかわらず、全体像がどんどんぼやけていくのだ。
ガキの時分より薄々感じてはいたものの、こういうカタチで器のサイズを明らかにされるのは、やはりつらいものである。結局のところ、見えないということは、俺のポケットには入りきらないネタなのだろう。手の届かないところで、抱えきれない人・物・事が動く。俺はテレビや新聞の前で、ただ見ているだけ。わかっている。たぶん、わかっている。もう、十年以上も言い続けてきたセリフだ。「やれやれだぜ」。これで一時は忘れられる。逃避行動であることは百も承知。今の俺にはこの“一時の逃避”が必要なんだ。

今回のコトについては、いずれどこかで整理する機会もあるだろう。ただ、今は無理だ。こいつは、俺のポケットには大きすぎるよ。

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